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Is that the right answer?

コラム
2019618

通訳は瞬時に適切な言葉を選んで声に出さなければいけない。

 

迷っている時間がないので、ともすると直訳調になってしまうことがある。
後で思い返すと、「なんであの時にこの言葉が出てこなかったのか」と悔やまれることがある。

 

例えば先日、ある会議でちょっと緊迫したやりとりがあった。
イギリス人の質問者が、「この状況についてあなたはどう思っているのか」と
相手(日本人)に問いただす場面があった。

 

相手はそつなく答えを返したところ、質問者がすぐにこう聞き直したのだ。
「Is that the right answer?」

 

私はとっさに、「それは本当に正しい答えでしょうか」と日本語に訳した。

 

もちろん訳としては間違っていない。
前後の状況も踏まえ、質問者の意図は相手の日本人に伝わったと思う。

 

しかし私の中では、何かしっくり来ていなかった。
パズルのピースがピッタリはまっていないような、歯がゆい感じが残った。

 

どんぴしゃの言葉がふっと沸いて出てきたのは、その日の夜、家に帰ってからだった。

 

「Is that the right answer?」
(あなたは本当にそう思っているのですか?)

 

そうだ!!これだ!!
あのちょっとシニカルなイギリス人が、
かすかにいたずらっぽく尋ねたのは、これだったのだ!!

 

霧がサーっと晴れるようにスッキリしたのと同時に、
なぜこの表現がとっさに出てこなかったのか悔やまれた。

 

きっと、通訳も場数、ということでしょう。
また頑張ろう。